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Git・GitHubを使う方法【2022年度版】

GitGitHubの使う方法をわかりやすく簡潔にまとめてみました。

Gitのインストール

Gitをダウンロードしてインストールします。

  • 1.公式サイトよりインストールファイルをダウンロード。
    Git インストール
  • 2.ダウンロードしたファイルを実行し、すべて「Next」を押して「Install」ボタンでインストールします。
    Git インストール
  • 3.アプリで「Git Bash」を起動し、コマンド「git --version」を入力してEnterキーを押すとバージョンが表示されることを確認します。
    Git インストール
  • git --version

    結果

    git version 2.35.1.windows.1

Gitの初期設定

「Git Bash」でユーザー名とメールアドレスを登録してGitの初期設定をします。

  • 1.コマンド「git config --global user.name 任意のユーザー名」を入力してEnterキーを押します。
  • git config --global user.name 任意のユーザー名

  • 2.コマンド「git config --global user.email 任意のメールアドレス」を入力してEnterキーを押します。
  • git config --global user.email 任意のメールアドレス

  • 3.コマンド「git config --list」を入力してEnterキーを押すとユーザー名とメールアドレスが表示されることを確認します。
  • git config --list

    結果

    diff.astextplain.textconv=astextplain
    filter.lfs.clean=git-lfs clean -- %f
    
        中略
    
    user.name=任意のユーザー名
    user.email=任意のメールアドレス

GitHubのアカウント作成

GitHubにアカウント作成します。
※Gitで作成したユーザー名とメールアドレスは、GitHubと同じにする必要はありません。

  • 1.GitHubのサイトで「Email address」に任意のメールアドレスを入力し、「Sign up for GitHub」をクリックします。
    GitHubのアカウント作成
  • 2.「continue」をクリック。
    GitHubのアカウント作成
  • 3.任意のパスワードを入力し、「continue」をクリック。 GitHubのアカウント作成
  • 4.ユーザー名を入力し、「continue」をクリック。
    ※すでに使用されているユーザー名は「Username hashimoto is not available. 」と表示が出て使用出来ないので「continue」がクリック出来る状態のユーザー名にします。 GitHubのアカウント作成
  • 5.「製品のアップデートやお知らせをメールで受け取りますか?」と聞いてくるので y か n を入力して、「continue」をクリック。
    GitHubのアカウント作成
  • 6.アカウントの確認なので「検証する」をして質問に回答し、「Create account」をクリック。
    GitHubのアカウント作成
    GitHubのアカウント作成
  • 7.登録したメールアドレスにコードが届くのでコピペします。
    GitHubのアカウント作成
  • 8.質問に適宜解答して最後に「Continue for free」をクリックするとアカウントが作成されます。
    GitHubのアカウント作成

リモートリポジトリの作成

「リポジトリ」はGitHubでファイルやディレクトリを保存する場所で、「リモートリポジトリ」はネットワーク上にあるリポジトリです。

  • 1.GitHubのトップ画面で「Create Repository」をクリックします。
    リモートリポジトリの作成
  • 2.任意の名前を「Repository name」に入力し、Public(公開)かPrivate(非公開)を選択して「Create Repository」をクリックします。
    リモートリポジトリの作成
    画面が変わりますのでコピーして控えておきます。 リモートリポジトリの作成

ローカルリポジトリの作成

「リポジトリ」はGitHubでファイルやディレクトリを保存する場所で、「ローカルリポジトリ」はパソコン内で作成したリポジトリです。

  • 1.「Git Bash」を起動し、ディレクトリを作成するコマンド「mkdir test」を入力してEnterキーを押します。
  • mkdir test

    作成されるディレクトリの位置はデフォルトのディレクトリです。

    ローカルリポジトリの作成

    ディレクトリを確認するには「echo ~」を入力してEnterキーを押します。

    echo ~
    /c/Users/ユーザー名

    任意のディレクトリに作成したい場合は、エクスプローラーの作成したいディレクトリで右クリックし「Git Bash Here」をクリックして「Git Bash」を起動します。

    ローカルリポジトリの作成

    コマンド「mkdir test」を入力してEnterキーを押すとその場所にディレクトリが作成されます。

    ローカルリポジトリの作成

    コマンド「cd test」を入力してEnterキーを押し、作成したディレクトリ(test)に移動します。

    cd test

    作成したディレクトリ(test)をリポジトリとして初期化するために「git init」コマンドを入力してEnterキーを押します。

    git init

ローカルリポジトリにコミット

ファイルの追加・変更をローカルリポジトリにコミット(反映)します。

  • 1.作成したディレクトリで任意のファイル(ここでは「index.html」)を作成します。
    ローカルリポジトリにコミットする
  • 2.「git add index.html」を入力してEnterキーを押し、インデックス(コミット前に変更内容を一時的に保存する領域)へ「index.html」を追加します。
  • git add index.html

  • 3.「git commit -m "index.htmlをコミット"」を入力(-m はコミットメッセージを入力するためのオプションで、 " " の間に任意のコメントを入力)してEnterキーを押し、インデックスへ追加したファイルをコミットします。
  • git commit -m "index.htmlをコミット"

    結果

    [master (root-commit) 56614a2] index.htmlをコミット
      1 file changed, 12 insertions(+)
      create mode 100644 index.html
    

リモートリポジトリにプッシュ

ローカルリポジトリの変更をGitHub上のリモートリポジトリに反映するためにプッシュ(push)します。

  • 1.「git remote add origin https://github.com/ユーザ/test.git」を入力してEnterキーを押し、ローカルリポジトリとリモートリポジトリを紐づけ(初回のみ)をします。
  • git remote add origin https://github.com/ユーザ/test.git

    https からは、自分のGitHubのページに表示されている部分からコピー出来ます。

    リモートリポジトリにプッシュ

    一度プッシュしてからは下記からは「Code」をクリックすると確認出来ます。

    リモートリポジトリにプッシュ

  • 2.「git push origin master」を入力してEnterキーを押し、ローカルリポジトリの変更をGitHub上のリモートリポジトリに反映するためにプッシュ(push)します。
  • git push origin master

  • 3.Sing in を求められた場合は「Sign in with your browser」をクリック。
    リモートリポジトリにプッシュする
  • 4.メールアドレス、パスワードを確認(入力)して「Sign in」をクリック。
    リモートリポジトリにプッシュする
  • 5.「Authorize・・・」をクリック。
    リモートリポジトリにプッシュする
    GitHubのページ(ブラウザを更新)でリモートリポジトリに反映されていることが確認出来ます。
    リモートリポジトリにプッシュする

リポジトリをクローン

他の開発者が作業できるようにリモートリボジトリからファイルを取得(クローン)します。

  • 1.他の開発者が任意のディレクトリで「Git Bash」を起動し、「git crone https://github.com/ユーザ/test.git」を入力してEnterキーを押し、リモートリボジトリからファイルを取得します。
  • git crone https://github.com/ユーザ/test.git

    https からは、GitHubのページに表示されている部分からコピー出来ます。

    リモートリポジトリにプッシュする

ブランチの作成

「ブランチ」は複数のバージョン管理を行うための履歴の流れを分岐して記録していくものです。
他の開発者が分岐したブランチで自分の作業を行い、メインのブランチに自分の変更を反映させることが出来ます。

  • 1.他の開発者がリポジトリをクローンして取得したディレクトリで「Git Bash」を起動し、「git branch 任意のブランチ名」を入力してEnterキーを押し、ブランチを作成します。
  • git branch branch_test

    「git branch」を入力してEnterキーを押すとブランチの一覧を確認出来ます。

    git branch
     branch_test
    * main

    「*」は作業中のブランチ


  • 2.「git checkout branch_test」を入力してEnterキーを押すとブランチの移動が出来ます。
  • git checkout branch_test
    Switched to branch 'branch_test'

    「git branch」を入力してEnterキーを押すとブランチの一覧を確認出来ます。

    git branch
    * branch_test
    main

    「*」は作業中のブランチ


ブランチにプッシュ

ブランチ内で開発し、プッシュ(push)してリモートリポジトリに反映させます。

  • 1.任意のファイル(ここでは「sub.html)を作成し、「git add sub.html」を入力してEnterキーを押します。
  • git add sub.html

  • 2.「git commit -m "add sub.html"」を入力してEnterキーを押してブランチにコミットします。
  • git commit -m "add sub.html"

  • 3.「git push origin branch_test」を入力してEnterキーを押し、ブランチ名を指定してリモートリポジトリに反映させます。
  • git push origin branch_test

    GitHubでは「branch_test」がプッシュされて、2つのブランチがあることが確認出来ます。

    ブランチにプッシュ

ブランチにマージ

ブランチ内での開発が完了したら、メインのブランチ(master)にマージ(merge)して取り込み統合します。

  • 1.「git merge branch_test」を入力してEnterキーを押し、ブランチにマージします。
  • git merge branch_test

  • 2.「git push origin master」を入力してEnterキーを押し、リモートリポジトリに反映させます。
  • git push origin master

ブランチからプル

リモートリボジトリで変更された内容をプル(pull)して自分のリボジトリに取り込みます。

  • 1.「git pull」を入力してEnterキーを押し、リモートリボジトリからファイルを取得します。
  • git pull